結論
必須ではないが、やると伸びる可能性あり
ボカロ以外の曲を歌うメリット
ボカロ界隈の外にいる一般層から集客できる
歌い手はボカロ曲だけを歌ってみた動画にするのが普通ですが、ボカロP以外のアーティストの曲を歌っている歌い手もいます。
彼らの狙いはボカロ界隈の外にいる一般層のファンを獲得することにあります。
ボカロ界隈ってすごくせまいので、集客には限界があります。
例えば人口100人の小さな村に対してアプローチをかけるだけじゃ、1万人とか10万人とか集めるのは不可能ですよね。
そこでJPOPや海外アーティストの曲を歌うことによって、ふだんボカロを聞かない層からの注目を集めるんです。
世の中はボカロを聞かない層のほうが圧倒的に多いので、集客効率が上がります。
TikTok、アニメタイアップなどで曲の話題性に乗っかれる
TikTok、アニメタイアップなどで、ある曲が爆発的な人気を集めることがあります。
一般層に広く知れ渡っている人気な曲を歌えば、検索される回数が多い分、歌ってみた動画が再生されるチャンスも増えます。
実際、伸びた歌い手のほとんどは歌い手自身には(一般層に対して)さほど影響力はないが、人気曲を歌ったのでバズったケースが非常に多いです。
ボカロ以外の曲を歌うデメリット
カラオケ音源が存在しない
ボカロ界隈では、ボカロPが歌ってみた用にカラオケ音源を用意してくれているのが普通ですが(冷静に考えればなんてありがたい世界なんだ…)一般曲の場合はそうはいきません。
歌い手はカラオケ音源あってこその創作活動なので、カラオケ音源を提供してくれる人がいなければ活動をすることができません。
大手レーベル所属のアーティストのカラオケ音源がフリー配布されることはまずありえない(例外はある)ので、歌おうとしている曲のカラオケ音源が存在していなかったらあきらめるしかありません。
権利等の関係で歌ってみた動画に使えない
カラオケ音源は手に入る(一般販売されているCDに収録など)けど、歌ってみた動画に使えないケースがあります。
権利の関係上、私的使用のみ!という感じで、YouTubeなどのコンテンツに使えないことがあります。
手に入ったカラオケ音源をどうしても使いたい場合は、JASRACなどで使用可能かどうか調べる必要があります。
カラオケ音源作成業者に頼むと高額な費用がかかる
歌ってみた需要が増えたことで「ココナラ」などのスキル販売サイトで「歌ってみた用のカラオケ音源作成します」という商品を出品されているエンジニアさんたちがいます。
彼らにカラオケ音源作成の仕事を依頼すれば、ほぼどんな曲でも歌ってみた動画に使うことが可能です。
当然のことですが、カラオケ音源を作成してもらうにはそれなりのお金が必要です。(もし無料で作ってくれる人がいるのだとすれば向こう3年分のご飯でも全額負担で奢ってあげてください、その方は神様なので)
金銭的余裕があるならカラオケ音源作成をエンジニアさんに依頼することを検討してみてもいいでしょう。
まとめ
- 一般層を相手に勝負できるチャンスが作れる
- 曲の人気を利用してバズれるチャンスがある
- カラオケ音源がない曲の歌ってみた動画は作れない
- 権利等の関係で歌ってみた動画に使えないケースがある
- エンジニアにカラオケ音源を作ってもらえば歌えるが、お金がかかる